FC2ブログ

«ギリギリセーフ。Zメーター分解+10R足回り。 ←|→MC41フォーク GPR300:記事が追いつかない分です(^^ゞ»

フロントフォークの点検・・ステムも。10Rが例。

<お知らせ : レースやスポーツ走行好きの仲間募集してます! 走る、走らせる事に興味ある方、気軽にお越しください!> 


<独り言>
「どうせ、明日も雨降りだからな~。しかも本振り!すぐにも試走すべきなのが、すくなくとも3台はあるのに・・・・事務仕事だな。。明日は。俺には縁がないが、世の中はGWで月末が早いしな・・・・ああ、27日は鈴鹿にいく予定だったけど、これは無理だな・・・・(^^ゞスペースも手狭で大変なので、出庫急がないとな・・・重整備多いから、スペースいくらあっても足りない・・・5/6は地方選だな・・・これも無理・・・」

<独り言おわり>


明日は休み(定休日!でも、電気はついていますが、、、)!なので、ちょっと、手を止めて、記事を書いておきます。。。ウチの見習いさんも見ていると思いますしね。。。。


さて、表題のとおり、まずは、フォークの点検。スポーツ走行してないと、自分のフォークに決定的違和感を感じることは少ないかもしれませんね。サーキットのスポーツ走行と、一般道で飛ばしている!方の決定的違いは、

「フロント過重の差」です。

要は、ジャックナイフするくらい、フロントを使い切る手前まで過重をかけてターンしはじめたり、ブレーキングを徹底して遅らせたり、というのはサーキットじゃないとできないんですね。一般道でもできなくはありませんが、いろいろな車両を見ていると、そういった車両は基本的にはフロントのイニシャルがかかっていません。というか、前後ともイニシャルがかかっていません。要は、ピッチングが出やすいセット過重なんですね。一般道は。そうじゃないと、サスペンションを深く、しなやかに使えない。あたりまえですね。ストロークの浅い位置をつかっているのなら、過重がかからない状態でバンクすることになりますからね、危ないです。

というわけで、サーキットでは、フロント周りの負荷が非常に大きいんですね。

「振れる」「跳ねる」「底づく」「サスが止まる」・・・・などなど、いろいろな症状が起こるんですが、点検や調整していく項目は沢山あります。

1 タイヤ 空気圧
2 ホイル・ベアリングなどの物理的損傷
3 ステム 
4 フォーク 全般
5 フレームネック(ステムベアリングのアウターレースが入っているあたり)

などなど、まだ本当はあります。大概1,2あたりはオーナーさんが色々点検していると思うんですね。人によっては3もかな。これは転倒後の点検項目でもあります。


今日、書いているのは、4のフォークの部分ですね。これは大概、我々が丁寧に測定やOHしたりする領域なんですが、スポーツ走行のオーナーさんでもできることもあるんで、ちょっと紹介。よく、みなさん、ご自分でホイル入れ替えたりしてますよね。。そんな時、やってほしいわけです↓

[広告] VPS

まず、アウターチューブとインナーチューブのスラスト方向のガタ点検です。アウター下端を持って、インナー下端を前後に瞬間的に引っ張るんですね。ダストシールを外しておくと感触がわかりやすいかもしれません。エンジンで言えば、バルブとバルブガイドのクリアランスの簡易点検にあたります。このガタは、主にストレートで走行しているときや、ちょっと負荷が抜けたときに振動や振れとなって症状が現れやすいと思います。多少のガタはあります。当然です。クリアランスがないとストロークしませんし、二つのメタルの位置関係でガタの大きさも変わります。アッパーメタルとロワーメタルの位置は、年々変化してきました。フォークに求める剛性の考え方やアウターチューブの設計などに由来すると思います。この辺は、難しい説明になっていくので、詳しくはお店で(^^♪




次は、純粋にストロークの点検です。まずは、トップブリッジのピンチボルトを緩めて、トップキャップを緩めます(別件ですが、走行前に、こうやってフォーク内圧を大気圧にあわせることもよくやりますよ)。このとき、ハンドルクランプのピンチボルトはまだ緩めないでくださいね。点検になりませんから。
14-IMG_0735.jpg 

そうしたら、次は、下のようにストローク。いろいろなシチュエーションを考慮して、ストロークしてみます。

[広告] VPS

どこの領域でも綺麗にストロークするのがいいですね。もし、そうでないのだとしたら、いろいろな原因が考えられます。
主に、
1 インナーチューブの曲がり。
2 アウターチューブの曲がり、内部変形を伴う外からの押し傷。
3 各部クランプのオーバートルクによる歪み
などですね。

思い当たる転倒などがない場合は、オーナーさん自らによる、3のオーバートルクが原因だったりします。これは、フォークのメタルがセットされている位置関係によって、どこかで止まりやすくなったりします。

まず、フロントに違和感を感じるときは。空気圧やホイルに異常がない場合、簡単なので、この辺を点検してもらえると、私たちもイメージをはっきり形にしやすいですね。




さて、このフォークは、この簡易点検で異常はないですね。

では、次にステムですね。メンテナンスをかねて各部点検っと。
ん!これは干渉しないように直さないと。。。長年の過重でステーが下がってますね
15-IMG_0737.jpg 


油脂が流れてしまって、枯れ気味。あたりもデチャっていますね。このグリスはMOTULかな・・・
16-IMG_0738.jpg 


もちろん、レースも眺めるんですが、重要なのは、レースが入る部分のフレームクラック。とくに長年メンテナンスしていない車両は、まずいです。
17-IMG_0739.jpg 


さて、ベアリングは交換してしまいますが、こういう作業の合間にも、パッパと測定をおこなっています。
18-IMG_0740.jpg 

ところで、いろんな車両が入庫するんですが、たまに????なステム締め方がされているものがあったりします。ベアリングの形状にもよりますが、基本的にどの程度のトルクかは、ベアリングの種類とサイズによって決まっているんです。マニュアルを見ずとも。オーバートルクで、締めすぎなんて状態だと、やたら、反応の変なステアリングになっちゃいますからね。トルク管理が重要です。

結構手締めでしまっている車両が多いと思います。手締めでもいいですよ、再現性が確保されているのなら。ただし、再現性が確保できないのであれば、トルクレンチを使用してほしいですね。そして、その締め付けトルクから、上下**Nの「ふり幅」をもって、微調整をしてほしいと思います。そうすると、ベアリングの状況に合わせながらも。適切なトルクの再現が可能です。

ちなみに、こういったヘッダをつける場合、設定トルクと実トルクは異なりまして、ちゃんと計算方法がありますので、、、、ね。
19-IMG_0741.jpg 

さあて、話が長くなっちゃいました。
見習いメカニックさん向けの記事は終わりにして、10Rの続き。


このタイプのSHOWAのフォーク、現場で開けづらいんですよね~。組み付け時にちょっと工夫しておこうかしら。。。
20-IMG_0742.jpg 


今回は、簡易なフォークオイル交換+αの工賃で、内部点検。オイルをなるべくフォークから出さないで、外していくのが常です。油切りは重要なんです。
21-IMG_0743.jpg 


うーん、どっかのサス屋さん、なにか間違ってますね。すくなくとも、これはC1の設定値ですね。ま、それも非常に高いオイルレベルだと思いますけどね。私は、これではスポーツ走行はちょっと・・・と思います。やわらかいバネしかないなどのネガをかかえているのなら、イニシャルをガンガンかけて、消去法的にこういう油面に回避的にすることもありますけどね。
たまに、遠地のサスペンション専門ショップに、個人で依頼されたりする人も多いと思うんですが、われわれのようなショップを仲介したほうがいいですよ。意図が良く伝わるからです。また、サス屋さんも人ですので、たまに間違えたり、動かないサスが帰ってきたりします。そのときも、我々は何が原因が、だいたい分かりますし、プロ同士話が早いんですよ。
22-IMG_0744.jpg 

油面は、すかっっと一気に落としたところからスタートしますね。どの程度落としてもいいか、物理的・経験的に分かっています。この辺、5ミリとか10ミリとが微調整している人もおりますが、おそらく根拠がなく、どの程度ふればいいか分かっていないんだと思います。

さて、現場で、オーナーさんがトップキャップを開けて、5から10ミリ単位で上げられるよう、その分の油量を測定しますね。。。なるほどっっと。
23-IMG_0745.jpg 


この辺のアジャスタの最強位置が適当だと、気分悪いですね。。。だって、分かりにくいですし、間違いの元ですからね。私のメカニックもたまに間違います。だから、ミスと時間のロスを避けるために、有効調整範囲と最強位置を左右できっちりあわせます。
24-IMG_0746.jpg 


さて、ボルトも洗浄。。。ってペイントのマーキングを消します。私も現場で触るから、というのもありますし、不特定の人間が触る可能性が多少でもあるなら、マーキングはあまりおすすめしません。また、本来マーキングをすべき場所は、ボルトを外さないピンチボルト辺りまでにしておくべきですね。。抜いてしまうボルトにマーキングをすると、不慣れな人間によるオーバートルクの原因になったり、ボルトの入れ違いなどで時間を食いますからね。


と、本日、定休日であることをいいことに、ツラツラと書き連ねましたが。。。。。


はい、300V2(スクエア)入れました!抜いたオイルはREPSOL。その前は300V。車両の走行距離は、比較的あり。違いを体感するのに好条件かもしれませんね~。
オイルは、ほんとうに薄い飴色でございました!楽しみですね~(^^♪
29-IMG_0751.jpg 

っと、最後は、シャーシも、洗浄してから!
単独で洗ったカウリングを組み付けて、終了。

30-IMG_0752.jpg


本日も、自分のバイクを触るように、丁寧に丁寧に、組みましたよ~

走行レポートを楽しみにしておりますね~。

それでは、またっ!!(^^♪


にほんブログ村 バイクブログへ 
にほんブログ村

関連記事

«ギリギリセーフ。Zメーター分解+10R足回り。←|→MC41フォーク GPR300:記事が追いつかない分です(^^ゞ»

コメント


コメントの投稿


トラックバック

トラックバックURL:
https://tribefactory.blog.fc2.com/tb.php/1000-1ba06f9a