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サスセッティング・・・隼

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本日はお休みですが、記憶の新しいうちに、昨日のシャーシ・サスペンションについてでも書こうと思います。

自分もそうなんですが!自分の車両を客観的に、大胆に評価するって難しいんですよね~。

ですから、私もレースの時は、いつものメカニックに、頼りになるチーム員。仲の良いお友達に、サス専業のテクニシャンに、タイヤ屋さん、いろいろな方とお話ししたり、見てもらったりしながら、やっとこさ、その時点の整理をしています。いつだって、その繰り返しです。レースの取り組みでは、タイムもあがっていきますし、走行シチューエーションも常に変わってきますしね。そう、客観的な目線がないと、なかなか整理も大変だからです。

これは、レースもストリートも全部同じです。自分ひとりで、うまくいくわけなんかあるわけない。病気じゃないですが、セカンドオピニオンは大事ですし、ちゃんと自分に向かい合ってくれる人がいないと、独りよがりになりがちですし、気づくべきことも気づきにくいってもんです。

そういう意味で、いろいろな経験を元に、お手伝いできることはあると思います。お気軽にご相談を!






さて、必要最低限の工具をもって、いつものシチュエーションで、走行チェック。当然ですが、写真などありませんので。。。

1-IMG_0325.jpg


ここからは、オーナーさんと私の会話かな~。他の人には、なんとも意味が??かもしれません。あんまり専門用語は入れないでなんとなく伝わりやすいように書いてみます。思いつくままに、話し言葉的に書くので、適当にどうぞ~(^^ゞ 当該車両以外に当てはまる話ではありませんので、その点注意ですよ。


現状でいえば、
フロントは、使っている位置が高く、使っている領域は狭い。
リアは、使っている位置は中くらいで、領域は広い。
それは、車両単体で止めているときも、乗車しているときも傾向は同じです。

フロントは、バネの反力に対して、減衰は見合ってるようですが、結果、圧ダンパーも増してしまって、フロントだけ車体から浮いちゃってます。バランスが悪いということですね。フロントが存在感を発揮するのはフルブレーキングの時ですかね。だけどギャップは駄目です。

リアは、腰砕けになることはないと思いますが、ちょっとハードに走ったらお釣りがくるような、簡単にいうと乗り心地重視。ただ、反力に対して、減衰は若干効きすぎで、もっさり感がありますね。たぶん、後ろから見たら、コーナーエントリーで、フロントのストロークよりも、まだバンキングを開始した段階なのに、リアがゆっくりフロントより沈んでいくのが見えるようなサスです。コーナーに入っていくにしたがって、エネルギーをためるようにストロークするのではなくて、じわじわと自重で沈む感じといったらわかりやすいでしょうか?

ちなみに、空気圧は、隼はちょっと独自の数値を指定していますが、300km/h出して、まっすぐな滑走路を疾走するわけではありませんので、同等車重の車両と同じような空気圧から、多少のふり幅をもってスタートしています。






さて、バイクは前後のピッチングがとても重要です。これは使っている、位置・領域にかかわらず、ピッチングが適切にないといけませんね。バイクの重心あたりの直上に地面に垂直なイメージで車両に均等に力をかけたとき、前後共に似たような動きでストロークが存在することが重要です。狭くても、広くても、高くても、低くてもです。


まず、ここを意識して、車両を走らせます。


個人的には、リアショックを少なくとも2-3mm伸ばして(アクスル比で2倍くらいです)スタートさせるべきだなと思いましたが、調整はついてないので、これは個人的な思いということで、心にしまいます。まあ、現状のタイヤが50扁平なわけですが、全然、55扁平や、直径で言うと650mm近辺、またはそれ以上でも、大丈夫だなと思いながら、サスペンションをリプレイスして車高調整ができる云々のまえに、タイヤによる姿勢の変化を将来期待できるので、ま、いいかなと思ったりもしました。


というわけで、現状のRタイヤ外径+Rショック長+アクスル位置を変えないで、現状よりアレンジを試みることに決定。フロントは、どちらかというと、オーナーが臨む安心感の最低限からスタートして、リアにバランスするようアレンジします。まずは、リアサスペンションからです。なぜって、駆動輪だからです。フロントはプッシュできますが、リアは、ちょっと違うんです。車重・スロットルワーク・グリップ・遠心力・・・フロントと違って人間の介在度が高くないんです。簡単に言うと、フロントの底付きは、気をつけることによって防げますが、リアは無理ですよね。そういうことです。


現状のパッケージだと、リアは、これでもかというくらい、プリロードをかけます。ここがスタートです。空車で、人間がシートの上から手で押したら、バネっぽい感じがするところまで。リアに過重が掛かりやすい車両姿勢ですから、この辺でスタートしても問題ありません。そして、この反力をあんまり隠さない程度まで、リアの伸びダンパーを抜きます。逆に言うと、いままで、反力に対して伸びダンパーが効きすぎ。ここで、圧ダンパーも抜いてもいいですが、走ってからでいいですね。このサスの場合、構造上、独立していませんからね。よく言う、伸びの上に圧ダンパーがのっているからです。


うん、エントリーがよくなりますし、車両の軽快感がでてますね。コーナーに車両の中心が落ちていく感じが出てきますね。このあたりを基準にフロントもアレンジしていきます。リアは位置がでてきましたが、フロントは、まだまだ高く、リアはフロントを押すほどでもない。しなやかにフロントが沈んでくれないといけませんね。そのために、プリロードを大きく抜いて、それに見合う伸びダンパーを変化するセルフステアの感覚と相談しながら決めていきます。


前後の使っている位置・ストロークが出てくると、ペースも上げられます。あとは、ストロークスピードの微調整です。ピッチングを演出するのに、ダンパーの微調整をしていくわけです。これは一番分かりやすいのは、連続する切り返しっぽいコーナーです。サスペンションが、沈んでは伸びる。言い換えれば、車両は小さくなったり、大きくなったりを繰り返す。この動きが俊敏に、かつ、安定して行える状態にダンパーが大きく関与するんです。


さてさて、言葉で説明するのも、乗ってセッティングするのと同じくらい難しいですね・・・・もうすこしがんばって書きます。


ペースが上がってくると、ギャップへの対応が増し、ブレーキングが深くなっていきます。ここで、あんまりさわっていなかった圧ダンパーを調整して助けてもらいます。車両の特性を考えながらです。

この車両の場合、特に、フロント。かかりすぎだった圧ダンパーを若干緩めて、適当なところからスタートしましたが、最終的には当初より抜いていく方向になりましたね。もちろん伸びダンパーを抜いた上でです。ストロークスピードが適切にないと深いブレーキはできませんからね。棒のように反応が遅いサスは、負荷をかけづらいもんですから。


ただし、アレンジの範囲で不満が残るのは、ギャップや、完全なる急制動時ですね。


これはいわゆる、高速領域のダンピングとフォークオイルの油面が関与していると思います。高速域のダンピングは、ベースダンピングなどとも言ったりしますが、この車両の場合、高速域が強い・弱いではなく、適切ではないというのが妥当かと思いました。簡単にいうとフォークオイルの粘度が若干高すぎるかもしれないということですね。急のつく動作では、オイルが動きづらいんですね。これは、オイルの番手を上げることではなくて、サスペンション内部の構造を若干見直すことで対応すべきだなあということです。また、その上で油面を若干アレンジすると、ストローク奥の方までしなやかに対応できるとも思いますね。


と、いろいろ調整しながら、昨日帰ってまいりました。
かなり異なるバイクになっていると思います。個人的には、軽快感と適切なバイクの動きを演出できたと思いますよ。


数値にこだわる方もおりますし、私自身、完全に把握しているサスペンションやシャーシはデータ管理しています。でも、このような車両のセッティングの場合ですと、数値にこだわるのはナンセンスで、実走行で実際に大きく振って、整理しながら乗ることが一番重要と思います。ある程度、重要な動きが分かってきて、初めて、数値を確認し、内部をしかるべき人に再確認してもらうのが一番ですね。


サスペンションセッティングに終わりはないのですが、こういった取り組めるお客様はいつでもウエルカムですので、お気軽にどうぞ。


最後になりますが、

セッティング走行は有償で、当方で点検整備をすることが必須であることをご留意くださいませ。
ちゃんとした車両でないと走れませんので。

オーナー以上に、車両に気使いしながら負荷をかけて、テストしてますからね~(^^♪
それなりに、大変なんですよ~(^^ゞ

また、長くなりました。この辺で。あとは対面でお話申し上げます。


それでは~また!!(^^♪




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